基原植物
レンギョウ Forsythia suspensa Vahl
科 名
モクセイ科
薬用部位
果実
原産地
中国，朝鮮半島
生薬の性状
本品はさく果で，卵円形～長卵円形を呈し，長さ1.5 ～ 2.5 cm，幅0.5 ～ 1 cmである．先端はとがり，基部に果柄を残存するものがある．外面は淡褐色～暗褐色で淡灰色の小隆起点が散在し，2本の縦溝がある．縦溝に沿って裂開したものは先端がそり返る．裂開した果皮の内面は黄褐色で，中央に隔壁がある．種子は細長い長楕円形で，長さ0.5 ～ 0.7 cm，通例，翼がある．
本品は弱いにおいがあり，味は僅かに苦い．
成 分
forsythiaside，arctiin，arctigenin，phillyrin，matairesinol，pinoresinol glucoside，rutin，forsythoside，suspensaside，oleanolic acid
用 途
解熱，排膿，利尿，消炎
漢方薬
防風通聖散，清上防風湯，荊芥連翹湯，治頭瘡一方
主要成分の構造
