基原植物
ホオノキ Magnolia obovata Thunberg 他
科 名
モクレン科
薬用部位
樹皮
原産地
日本,中国
生薬の性状
本品は板状又は半管状の皮片で,厚さ2 ~ 7 mm である.外面は灰白色~灰褐色を呈し,粗雑であるが,ときにコルク層が剝離され赤褐色を呈することもある.内面は淡褐色~暗紫褐色,折面は極めて繊維性で淡赤褐色~紫褐色を呈する.
本品は弱いにおいがあり,味は苦い.
成 分
(-)-magnocurarine, magnolol, honokiol,
α-eudesmol, β-eudesmol
用 途
(芳香性)健胃,鎮咳,去痰,鎮痛(腹痛等)
漢方薬
半夏厚朴湯,当帰湯,厚朴生姜半夏人参甘草湯 他
主要成分の構造
