基原植物
Euodia officinalis Dode 他
科 名
ミカン科
薬用部位
果実
原産地
中国
生薬の性状
本品は扁球形又は球形を呈し,径2 ~ 5 mmである.外面は暗褐色~灰褐色で,油室による多数のくぼんだ小点がある.しばしば果柄を付け,果柄は長さ2 ~ 5 mmで,毛を密生する.成熟したものでは,果皮は5室に開裂し,各室中には倒卵球形又は球形の褐色~黒褐色又は帯青黒色の艶のある種子がある.
本品は特異なにおいがあり,味は辛く,後に残留性の苦味がある.
成 分
evodiamine, rhetsinine, rutaecarpine,
limonin
用 途
制吐,健胃,鎮痛(頭痛等),冷え症の改善
漢方薬
呉茱萸湯,温経湯 他
主要成分の構造
