基原植物
クチナシ Gardenia jasminoides Ellis
科 名
アカネ科
薬用部位
果実
原産地
中国，韓国，日本
生薬の性状
本品はほぼ長卵形～卵形を呈し，長さ1 ～ 5 cm，幅1 ～ 1.5 cmである．外面は黄褐色～黄赤色で，通例6本，まれに5本又は7本の明らかな隆起線がある．一端にはがく又はその跡があり，他端には果柄を付けているものもある．果皮の内面は黄褐色を呈し，平らで艶がある．内部は2室で，黄赤色～暗赤色の胎座に種子の団塊が付く．種子はほぼ円形で扁平，長径約0.5 cmで，黒褐色又は黄赤色である．
本品は弱いにおいがあり，味は苦い．
成 分
geniposide，genipingentiobioside，crocin，genipin，gardenoside，shanzhiside
用 途
鎮静，消炎，止血，解熱，利胆，
うちみ・ねんざの改善
漢方薬
茵蔯蒿湯，黄連解毒湯，荊芥連翹湯，柴胡清肝湯，防風通聖散など
主要成分の構造
