ロートコン

基原植物

ハシリドコロ Scopolia japonica Maximowicz ほか

科 名

ナス科

薬用部位

根茎又は根

原産地

日本,中国,韓国

生薬の性状

 本品は主として不規則に分枝する多少曲がった根茎からなり,長さ約15 cm,径3 cmに達し,ときには縦割されている.外面は灰褐色でしわがあり,ところどころくびれて分節し,先端にはまれに茎の基部が残る.各節の上面には茎の跡があり,側面及び下面には根又はその残基がある.折面は粒状で灰白色~淡褐色を呈し,皮部の色はやや薄い.
 本品は特異なにおいがある.

成 分

atropine,hyoscyamine,scopolamine,apoatropine,scopoletin,scopolin

用 途

鎮痛,鎮痙

漢方薬

なし

主要成分の構造