基原植物
チョウジ Syzygium aromaticum Merrill et Perry
科 名
フトモモ科
薬用部位
つぼみ
原産地
東アフリカ,マダガスカル
生薬の性状
本品は暗褐色~暗赤色を呈し,長さ1 ~ 1.8 cm,やや扁平な四稜柱状の花床と,その上端には厚いがく片4枚及び4枚の膜質花弁とがあり,花弁は重なり合いほぼ球形を呈する.花弁に包まれた内部には多数の雄ずいと1本の花柱とがある.
本品は強い特異なにおいがあり,味は舌をやくようで,後に僅かに舌を麻痺させる.
成 分
eugenol,eugenolacetate,chavicol,vanillin,β-caryophyllene,humulene,eugenin,tellimagrandin
用 途
(芳香性)健胃
漢方薬
女神散,丁香茯苓湯など
主要成分の構造
