基原植物
チョウセンゴミシ Schisandra chinensis Baillon
科 名
マツブサ科
薬用部位
果実
原産地
中国,朝鮮,日本など
生薬の性状
本品は不規則な球形~扁球形を呈し,径約6 mmである.外面は暗赤色~黒褐色でしわがあり,また,ときに白い粉を付ける.種子は腎臓形を呈し,外面は黄褐色~暗赤褐色で,艶があり,背面に明らかな背線を認める.外種皮はたやすく剝がれるが,内種皮は胚乳に密着する.
本品は弱いにおい及び酸味があり,後に渋くて苦い.
成 分
schizandrin,gomisin,citral,citric acid,
malic acid
用 途
鎮咳,強壮,去痰
漢方薬
小青竜湯,清暑益気湯など
主要成分の構造
