基原植物
オタネニンジン Panax ginseng C. A. Meyer
科 名
ウコギ科
薬用部位
細根を除いた根またはこれを軽く通例湯通ししたもの
原産地
日本,中国,韓国
生薬の性状
本品は細長い円柱形~紡錘形を呈し,しばしば中ほどから2 ~ 5本の側根を分枝し,長さ5 ~ 20 cm,主根は径0.5 ~ 3 cm,外面は淡黄褐色~淡灰褐色を呈し,縦じわ及び細根の跡がある.根頭部はややくびれて短い根茎を付けることがある.折面はほぼ平らで,淡黄褐色を呈し,形成層の付近は褐色である.
本品は特異なにおいがあり,味は初め僅かに甘く,後にやや苦い.
成 分
ginsenoside,β-elemene,panaxynol
用 途
補精,強壮,健胃
漢方薬
小柴胡湯,人参湯,桂枝人参湯,呉茱萸湯,柴胡桂枝湯,釣藤散,麦門冬湯,半夏瀉心湯など
主要成分の構造
