基原植物
コガネバナ Scutellaria baicalensis Georgi
科 名
シソ科
薬用部位
周皮を除いた根
原産地
中国,韓国,モンゴル
生薬の性状
本品は円錐状,円柱状,半管状又は平板状で,長さ5 ~ 20 cm,径0.5 ~ 3 cmである.外面は黄褐色を呈し,粗雑で著明な縦じわを認め,ところどころに側根の跡及び褐色の周皮の破片を残す.上端には茎の跡又は茎の残基を付ける.ときに木部の中心部は腐朽し,また,しばしばうつろとなる.質は堅いが折りやすい.折面は繊維性で黄色である.
本品はほとんどにおいがなく,味は僅かに苦い.
成 分
wogonin,baicalin,baicalein,wogonsoide
用 途
消炎,解熱,健胃,止瀉
漢方薬
黄連解毒湯,黄芩湯,大柴胡湯,小柴胡湯,半夏瀉心湯など
主要成分の構造
