基原植物
サンシュユ Cornus officinalis Siebold et Zuccarini
科 名
ミズキ科
薬用部位
偽果の果肉
原産地
中国,韓国,日本
生薬の性状
本品は扁圧された長楕円形を呈し,長さ1.5 ~ 2 cm,幅約1 cmである.外面は暗赤紫色~暗紫色で艶があり,粗いしわがあり,真果を抜き取った裂け目がある.一端にがくの跡及び他端に果柄の跡がある.質は柔軟である.
本品は弱いにおいがあり,酸味があり,ときに僅かに甘い.
成 分
loganin,morronisid,sweroside,
ursolic acid,oleanolic acid,trapain,tellimagrandinⅠ
用 途
強壮,収れん,止血
漢方薬
八味地黄丸,牛車腎気丸など
主要成分の構造
